日銀総裁空席は福田と小沢の共謀?
日本のマスコミは、日米欧で協調してドルを支えねばならない時に日銀総裁がいないのは福田政権の失策だ、という論調だが、これは国賊的な間違いである。米政府自身がドルを下落させている時に日本などが買い支えても、一時しのぎ以上の効果はなく、結局買った米国債やドルが下がり、日本人の税金が無駄遣いされるだけだ。
EUの中央銀行(ECB)は「米連銀は自らの失策の結果、金融崩壊を激化させているのだから、ECBが連銀に協力して利下げする必要などない」と傍観する姿勢をとっている。日本政府も、同じ気持ちだろう。対米従属の日本は、EUと同様の露骨さでアメリカを批判できないので、代わりに日銀総裁空席作戦などで、米からの要請の回避を目論んでいるのだろう。
榊原英資・元大蔵省財務官は最近、ロサンゼルスタイムスのインタビューで「安い円が望ましい時代は終わった。これだけ世界の資源が高騰した以上、今後は強い円が日本の国益に合う。(インフレなどを勘案すると)今の1ドル80円は10年前の110円と同じだ。1ドル80-85円ぐらいの方が、輸入品の価格高騰が防げるので日本の消費者には良いし、ソニーやトヨタはその為替水準でも十分やっていける」という趣旨の発言をしている。(田中宇の国際ニュース解説)
確かにアメリカの金融不安はヤバそうだけど、裏で福田と小沢が協力してるとは思えん…。
でも大連立騒動の一件もあるから可能性はゼロとは言えないか。
しかし1ドル=80~85円くらいでもソニーやトヨタ等の大企業ははやっていけるかもしれないが
中小企業はバタバタ倒産していくんじゃないかと…。
by rockside | 2008-03-25 22:38