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福田首相自爆、道路特定財源に関する会見で与野党から総スカン

 福田康夫首相が27日夕の緊急記者会見で表明した道路特定財源に関する新提案が、与野党から総スカンをくらっている。今月末にガソリン税の暫定税率が切れる土壇場で、民主党に歩み寄りを求めるために独断で行った会見だったが、暫定税率廃止を主張する民主党はあっさり拒否。「寝耳に水」だった自民党内からも「殿、ご乱心だ」と猛反発する声が噴出し、もはや政権末期の様相を呈してきた。

 自民党内の反発覚悟で福田首相はなぜ、“独断専行”会見を開いたのか。首相周辺はこう解説する。

 「支持率低下でどうしようもなくなり、小泉純一郎元首相なみの指導力を発揮しようとして求心力を高める作戦に出たのだ」(政府筋)

 ただ、自民党ベテランはこう突き放す。

 「確かに小泉氏が郵政民営化など党内抵抗勢力との対決構図を利用して、政権浮揚につなげてきた。しかし、同じことをしようとしても、信念のある小泉氏と何も信念のない福田首相とでは迫力が違う。また、小泉氏の場合、幹事長にイエスマンの武部勤氏を起用するなど、すくなくとも党執行部は味方にしていた。対して福田首相は執行部を敵に回した形で、これでは政権はもたない」
(ZAKZAK)

側近らしい側近もいないし、参謀もいない。
情報も官邸に上がってこない。
野党とのパイプもない。
党内の根回しが出来ないのに野党への根回しが出来るわけもない。

目と耳を塞がれた状態で政権を運営なんて出来る訳がない…。
しかしこの人、普段は他人事のようなことしか言わないのに
自分からアクションを起こすとロクなことにならないのな(;´Д`)

福田首相の新提案も全くの空回りで民主もソッポを向いてる。
 菅直人代表代行は会見で「一般財源化の約束は評価するが、わが党は暫定税率廃止を主張しており、まったく意見を異にしている」と理由を説明。鳩山由紀夫幹事長も「首相(の提案)は官僚の作文ではないか」とこき下ろした。今回の新提案で、民主党内には首相に対する不信感がさらに強まっている形だ。

 小沢氏周辺が「首相の提案は詐欺だ。自民党の道路族をまとめられない。約束を守る担保がない」と言えば、中堅幹部もこう言い放った。

 「首相の提案は、実施時期などすべて先送り。要するに首相の座にしがみつくため、付け焼き刃で出したものだ。自民党内の調整などもまるでできておらず、こんなものには絶対に乗れない」

 実際、与党側は首相会見とほぼ同時刻、首相の新提案の失敗を見越したように、ガソリン税の前提税率維持を含む租税特別措置法案のうち、道路財源以外の減税・非課税措置を4月末まで延長する「つなぎ法案」を提案している。

 民主党有力筋の1人は「政府・与党はもはやバラバラ。福田政権はサミットまでもたないだろう」と語った。
(ZAKZAK)

このまま行くと衆院の再可決で暫定税率維持と引き換えに
福田首相のクビを差し出すことになるかもしれないねぇ…。
首相よりも道路族のほうが強いってのもどうなのよ(;´Д`)

  by rockside | 2008-03-28 23:25

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