太陽の黒点が約100年ぶりにゼロに、地球の気候に大影響か
太陽の黒点のデータは1749年からずっと集められており、前回、同じように黒点が全くなくなったのは1913年の6月であるとのこと。黒点は11年ごとに活動がゆっくりになり、数もゼロに等しいレベルまで落ちていくとのこと。しかし、通常はすばやく活動サイクルが元に戻るため、あまり問題にならないそうです。しかし今年に入ってから最初の7ヶ月はなんと黒点の平均数がわずか3つしかない状態が続き、8月にはついにゼロになったというわけ。
黒点数が減少することにより何が起きるのかというと、気温が低下する可能性があるとのこと。
というのも、気候学者のAnthony Watts氏によると、TSI(太陽の放射束密度の合計)に対する太陽黒点の影響は無視できるが、太陽の磁気圏の減少は地球の雲の編成に影響し、気候にも影響を与えるとのこと。この理論は、もともと、物理学者であるHenrik Svensmark氏が提案したもので、昨年にSvensmark氏が行った「SKY」という実験によると、銀河宇宙線が雲成長を促進する分子クラスターの化成を増加させることを証明した、としています。
さらに、フィンランドのオウル大学の太陽物理学者Ilya Usoskin氏によると、宇宙線と地球上の雲量の間には相関性があり、「より多くの放射線はより多くの雲と等しい」そうです。(GIGAZINE)
ふむ。
太陽の黒点活動は地球温暖化の要因とも言われてる。
「黒点が無くなる→気温が下がる→温暖化にブレーキ」
てなことになるんですかねー。
まぁ黒点がゼロのままずっと続くとは考えにくいので、
あまり深刻な事態にはならんか。
by rockside | 2008-09-05 14:48