中国版PHS、2011年末にサービス終了
「小霊通」を手掛ける中国電信集団と中国聯合網絡通信集団(チャイナユニコム)が、中国政府からサービス停止の要求を受けたことを明らかにした。「第3世代サービスの周波数帯確保」が理由という。
小霊通は1998年にサービスが始まったが、利用者は06年をピークに減少し、08年末には6900万人まで落ち込んだ。(NIKKEI NET)
日本発の技術であるPHSは、1990年代後半に中国では「小霊通」の名でサービスが始まり、通信費の安さを武器に地方都市を中心に普及。2006年には利用者数が1億人に近づいた。
しかし「途切れやすい」「通話エリアが狭い」などといった不満から徐々に携帯電話に需要がシフト、利用者数が減少傾向に転じていた。
通信行政を管轄する工業情報省は1月、通信3社に対し、第3世代携帯電話(3G)の免許を交付した。中国紙によると、うち携帯最大手の中国移動通信は中国独自通信方式「TD-SCDMA」を採用しているが、PHSと周波数帯が接近。3Gへの影響を防ぐため、同省はPHSの終了を決めた。(北海道新聞)
とうとう中国でもPHS終了ですか…。
最初はPHSのほうが安かったけど携帯のほうも安くなって携帯にシフトってのは状況的に日本とそっくりだなー。
日本でも数年前にPHSの中国向けSAWフィルタの生産は終わってたからなぁ。
このニュースは色々な意味でちょっと感慨深いな…。
by rockside | 2009-02-10 02:59