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中国の激安タイヤにブリヂストンが悲鳴

鳩山首相の偽装献金問題で話題になった実母が、ブリヂストン創始者石橋正二郎氏の娘であることはよく知られている。古くから両家は親しい間柄であり、鳩山兄弟の政治資金は実母が相続したブリヂストン株の配当資金に支えられてきた。しかし羽振りのよい一族とは裏腹に、会社はリーマン・ショックの煽りを受け、危機に瀕している。2008年12月から1年間に6度も業績予想を修正したことが、混迷を裏づけている。

ブリヂストンは仏ミシュラン、米グッドイヤーとともに「世界3大ゴムメーカー」と呼ばれているが、売上高で見る限り05年以降は2位のミシュランを蹴落とし、断トツと呼べる状況になっている。

ただし同社は、実は、それ以前から、世界タイヤ市場におけるシェアを落としていた。00年の19・7%が頂点で、08年には16・7%にまで減少している。ブリヂストンだけではない。2位のミシュラン、3位のグッドイヤーも一様に数字を減らしている。3社以外の日米欧の主要メーカーも同様である。

入れ替わるように勢力を拡大してきたのが、中国のメーカーである。

中国のメーカーが仕掛ける価格破壊の波は世界を呑み込みつつある。

日本にも中国メーカーのタイヤは並行輸入され、一部のタイヤショップで販売されている。価格はブリヂストンの約半値だ。にもかかわらず他国ほど話題にならないのは、冷凍ギョーザ事件などの教訓から、中国製品の信頼性に疑念を抱く国民が多いためだろう。

中国より一足先に世界進出を果たした韓国メーカーのハンコックやクムホに対しても、「空気が抜けやすい」「グリップが弱い」「寿命が短い」などの風評を深刻に受け止め、遠ざける傾向がある。

しかし、現在の韓国メーカーは、自動車レースの経験も豊富であり、ブリヂストンの後を受けてF1タイヤの供給をするのは前出の2社のいずれかという観測もある。アジアンアレルギーの強い日本市場での厳しい評価とは裏腹に、グローバル市場における存在感は、着実に高まっているのだ。

中国メーカーのタイヤが日本に本格上陸するのは、先進国では最後になる可能性が高い。ブリヂストンはその前に手を打っておく必要がある。価格では到底勝負にならないからこそ、日本製品が得意とする高性能・高品質で対抗しなければならない。(goo ニュース)

車に乗ってる身としては命に直結してるタイヤが中国製ってのはありえないけどな…。
まぁ国内メーカーのタイヤ価格もボッタクリなんじゃね?ってくらい高いのもあるからねぇ。安くなるのは歓迎だけど品質は出来るだけ落とさないようにして欲しいところ。

  by rockside | 2010-02-06 17:00

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