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チベット騒乱 海外主要メディアの社説・論評

 ●米紙ニューヨーク・タイムズ(18日付電子版)
 中国は五輪の開催権を得るため、人権状況の改善を約束した。チベットでの行動が示す限り、中国は約束を重視していない。

 ●米紙ワシントン・ポスト(19日付電子版)
 中国がチベット報道を抑圧し、国内記者や反体制者を処罰している点をみれば、中国は少なくとも、人間の尊厳保持に重きを置く平和な社会を推進するとした五輪憲章に違反している。

 ●英紙タイムズ(21日付)
 中国政府はチベット問題に関し、抗議活動を弾圧し、報道管制を敷き、北京五輪の威信を保つという3つの目標を同時に達成することはできない。北京は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と対話の席につき、チベットの新しい地位について交渉するときが来た。

 ●英紙フィナンシャル・タイムズ(17日付アジア版)
 中国政府がチベットに中国の統治を押しつけ、自治を与えないのは間違いだ。また、チベットで起こっている出来事とチベット族の見解を隠蔽(いんぺい)することも誤りだ。国際社会は中国の主権を認めており、人権とチベット族文化の尊重を望んでいるのだ。

 ●独紙フランクフルター・アルゲマイネ(20日付)
 中国政府は18日、チベットが秩序下にあると発表したが、19日に強硬措置を取るなど言動が一致していない。ダライ・ラマ14世も「オオカミの皮をかぶった僧」と侮辱されている。諸外国もおのずと(中国の)同盟国に成り下がっている。

 ●仏紙フィガロ(19日付)
 もし北京政府が融和の態度を取らなかったらチベット危機は五輪の良好な運営を危うくしよう。ダライ・ラマはこの10年来、独立を主張せず、非暴力と大幅な文化的自治を説いており、彼が反乱を指導したとは誰も信じていない。

 ●国営ロシア通信、コスイレフ評論員の論評(17日配信)
 死傷者の半数以上は中国政府の関与しない放火事件で出た。騒乱が発生した場合、まず最も厳格な手段で人々の生命と財産を守り、無秩序に歯止めをかけるのがあらゆる政府の義務だ。

 ●中国紙チベット日報(20日付)
 「ダライ集団」による組織的陰謀的扇動的な破壊活動は、党の指導のもとチベット政軍警民一致団結で完全制御した。この血と炎の試練で人々は、反動勢力が最後には自分の持ち上げた石で自分の足をつぶし自滅するものとはっきり認識した。チベット独立とは旧チベットの暗黒封建農奴制を復活させようという時代錯誤の妄想であり必ず失敗する。国際反中勢力の支持のもと非暴力の仮面を脱ぎ反人類の素顔をあらわにした独立分子を待つのは、歴史上最も厳しい審判だろう。
(MSN産経ニュース)

欧州メディアは手厳しいですな。
特にドイツとフランスは厳しいな。
しかしチベット日報はブッ飛んでるわー(;´Д`)

22日付の中国共産党機関紙、人民日報は、チベット自治区などで起きている騒乱についてダライ・ラマ14世の一派が「北京五輪を間近に控えた時期に、我が国の安定と団結を破壊しようと起こした暴力事件だ」と断ずる評論員論文を掲載した。同紙が評論員論文でチベット騒乱を取り上げるのは初めて。中国当局はメディアを通じてダライ・ラマへの批判を強めている。(NIKKEI NET)

中国「だから、ダライ・ラマが悪いんだって」
他の国「( ´_ゝ`)フーン」
誰も相手にしてませんって…。

  by rockside | 2008-03-23 00:12

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